月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

悪あがき

私の告白を受け流すあなたの
微笑みは温かみがあるだけ寒くて
間をおかず体を求める
愛の不在に気持ちは離れる


しがみついた夢が消えていく
あなたとの描いた夢消えるよ


過去をパンドラの箱にしまえれば
独りで呑み込んでいられたら
あなたが傷を受け止めてくれたら
いつまでも一緒にいられた


声に出した秘密が耳元に
聞こえて記憶が溢れだす
封印が解かれてとめどなく
私を知ろうとしないあなたがいる


甘い言葉を
真に受けてすがった
悪あがき 溺れてしまわないように
あなたを信じなければ
再びの絶望もなかった