月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

心は血まみれ

傷を負った心は
さらに傷を必要とする
「あんなの、大したことじゃなかったわ」と思うために
同じ痛みを再現して強がるのだ


血を流す心は
さらに血をだらだら流す
当人は自分の心に向き合わないから気がつかない
再体験で傷口から血まみれなのに


手負いの虎のように