月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

鉛のような夜

いつの間にか眠っていて夜中に目覚めた
どうしてこんなに憂鬱な気分なのか
体が鉛のようにどんよりと重い
すべてが絶望的な気持ちになる


過去が胸を去来する
うまくいったことなんか何もなかった
あれもこれも、これからだって……
なのにどうして未来がよくなるんだ?
利口になれず歳をとるばかりで


「君はこのまま終わっていく気がするね」
昔ある人に言われた台詞
わかってるよ そうならないようにやりたかった
馬鹿は馬鹿だから仕方ない
せめて辛気臭くならないようにと思うけど
外見どころか文字にまで暗さが溢れてしまう


未開封の登山用ロープはどこにいったのだろう
探さない死にたくないから死ねないから
生きていたい死にたくはないなにもなくても