月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

泣かない

とても大きな声で泣きわめき
一瞬でケロっとする子供だった
子供の面影が薄れていき
泣けば泣くほど
醜い顔が崩れて笑われ気持ち悪がられるだけだと
気が付いた思春期から
「誤解されるくらい」泣かなくなった
その頃から
死が始まっていたのかもしれない