月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

2019年3月のブログ記事

  • 芸術からの追放

    ……27歳のあの夏の朝を迎えてしまったせいで 私は壊れて自分を見失ったのだと思っていたが 心の奥底にパンドラの箱が隠されていたのだ 醜い側として扱われること 頭の鈍い人間として迷惑がられること それゆえに職場から逃げざるを得なかったこと 社会的立場を失った私が「仲間」から外されたこと まだ未来があ... 続きをみる

  • おしまい

    愛してると 一瞬は思う 言葉にほだされることも 一瞬はあった その繰り返しだった日々 本音を言えば 本質的には嫌いだった 好きだったなんて そんなことは一度もなかったよ でもそんなのお互い様でしょう このまま 軽蔑と嘲笑さえ面倒になって 歳をとり どんどん忘れていけばいい なかったことになって す... 続きをみる