月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

my lot soul

「絵は魂だ」と映画の台詞
詩も多分同じ
魂が入っていなければ
ただの言葉の羅列


私の魂はおそらく空っぽだ
何処にあるかもわからない
医者は脳の視床下部にあるという
作家はお腹のあたりにあるという
魂の在処も知らないのに
空虚な魂の存在を漠然と感じる


それでも書き続けよう
いつか言葉は歌に変わるだろう
たとえ今は空っぽでも
伝える人がいなくても


生まれつき未完成のままの
私の欠けた子宮から
命を育めるのだから
きっと魂からも生み出せる
欠けたなりに伝わる言葉