月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

オレンジと甘エビ

旅先の地の
すでに冬のごとく冷たく澄んだ空にかかる
クレーン車のオレンジが鮮やかに
この目に映る
昼食の甘エビは甘く舌を驚かせた


長いあいだ 街も人も映る景色は砂画面
SSサイズの体で食べるものは味のしないガムのよう


帰ってきた私の感受性
おかえりなさい