月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

理由

こんな風に自分を晒して
こんな風に傷口を開いて
私は何がしたいの
自分を虐めたいの
違う
私は書くことで 書きながら探してるの
過去に固執するそのわけを


喋らなければ
書かなければ
誰も知ることはないし 知りたくもない
なのになぜ書く?


幾人かの過ぎ去っていった人々
彼か彼女らについて詳しいわけじゃない
ただ記しておきたいのだ
彼女の笑顔 彼の歪み 彼の傷 私の思い
忘れないうちに
私が忘れてしまわないように