月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

後悔


反応があって怯えてブログごと詩を削除する


数十個の詩が消えてホッとする


私の過去が凝縮された日記


詩情などなく 詩の痕跡をとどめず



なのになぜか


「読者がついた」と通知がきて


削除されていなかった喜びに


いそいそと詩を書き


削除された 削除してほしかったはずの


嘔吐しそうな過去の塊 詩を探す



愛おしい私の消えてしまった詩達


粗けずりな剥き出しの心の声


泣いてる私怒ってる私清廉な私


ボタン一つで削除されたその中に


本当の私の欠片が散らばっていただろうか