月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

思い出にかわるゴミ

古い傷を整理できず溜め込み
私の脳みそはゴミ箱のようだ
ごちゃごちゃして混乱してる
悲しい辛い記憶ばかりだけが
ゴミ箱に投げ込まれ目立って


それらをいちいち取り出して
しげしげと複雑な目つきをし
悲しい恨めしい顔で見つめる
そんなものを捨てるどころか
大事に畳んでしまい直すんだ


どうしてそんなことをするか
長く生きてると後から気づく
過去の出来事に意味があるの
自分を根底から揺るがす事件
些細な不幸な出来事であれど


思い出すのは捨てた記憶だわ
歳をとった証拠かもしれない
若い頃は汚点で傷でしかない
そのうちわかるあの時だった
自分が変わった地点はってね