月美の卑屈を生きる詩

感情のおもむくままに

崩れる

嫌われるより辛いのは笑われること
笑われるより怖いのは怒らせること
頭が弱く鈍くさいゆえいつも怯えて
ギャンブルのように整形を繰り返し
普通より奇麗と言われだした矢先に
見知らぬ男により脆い自信は崩れた


それから誰も相手にしなくなるまで
色んな人を渡り歩いたいい人悪い人
楽しかったことなどない傷つくだけ
邪険に扱われて築いた自信は砕ける
自信自信自信自信をひたすら求めた
救いを得ようとして男の人にすがり
逃げられ使われ傷つけられ傷は膿む


昨夜の幻覚は歩く度に床が砕け散る
しっかり立っていられる地盤がない
なんてわかりやすい抽象的な光景か
幻覚と気づかない私は座りこんでた
歩けない三角座りでじっとしている
ここからどうやって自力で這い出る
去っていった貴方の背中追うように